西おこっぺの植物

画像スライド集

スライド1
白く可憐に

ヒトリシズカの花。「一人きり」では咲きませんが、白く可憐な花はとても美しいです。

スライド2
春の舞踏会

「春の妖精(スプリングエフェメラル)」が咲き乱れています。

スライド3
九輪草

鮮やかな花をつけるサクラソウ科のクリンソウ。山間部の湿った環境にひっそりと育ちます。

スライド4
3の花

オオバナノエンレイソウを始め、エンレイソウの仲間は萼や葉の数が3ばかりです。

スライド5
鶴の舞

雪どけの頃に、小さなハート型の葉がでてきます。

スライド6
濃い紫

美しい花ほど毒がある。
エゾトリカブトも同じです。

スライド7
二輪草

小さな双子の花を付けるニリンソウ。可愛く美しいです。

スライド8
春の湿地は

エゾノリュウキンカの黄色とミズバショウの白色が大きく広がっています。
春の雪どけを喜んでいるよう。

クリンソウ

九輪草

クリンソウ

漢字名:九輪草
学名:Primula japonica
分類:サクラソウ科

山間の湿った環境に生育する。サクラソウ科のなかでは草丈が最大になり、40cm程になることも。名前の「クリン」は、花が茎に円状につき、仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることに由来する。


☆クリンソウは、北海道レッドデータブックにおいて絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。西興部村ではクリンソウの生育域保全として、森林公園「宮の森」に柵を設け「踏みつけ対策」に取り組んでいます。散策される際は植物を傷つけないよう、ご理解ご協力をお願いします。

マイヅルソウ

舞鶴草

マイヅルソウ

漢字名:舞鶴草
学名:Maianthemum dilatatum
分類:クサスギカズラ科スズラン亜科

ハート型の葉が特徴的。ツルが羽を広げて舞う姿に見えることから「舞鶴草」という名になった。花は白く小さく、線香花火が弾けるように開く。実はつき始めは白いが、熟すと赤くなる。

エゾノリュウキンカ

エゾノリュウキンカ

エゾノリュウキンカ

漢字名:蝦夷立金花
学名:Caltha fistulosa
分類:キンポウゲ科

高さ50~80cmになる水分の多い多年草。沢沿いなどの湿地に多く咲く。花は中心部に集散状につき、その周囲に花弁(花びら)状の萼(がく)が5枚付く。春の山菜「ヤチブキ」として食用されることもある。

ネジバナ

ネジバナ

ネジバナ

漢字名:捩花
学名:Spiranthes sinensis
分類:ラン科

高さ10~30cmの多年草。長さ5~20cmの細長い大きな葉が根生する。薄紅色の花がらせん状に捩れて咲く。道端や草地、芝生、土手などに生育する。

サイハイラン

サイハイラン

サイハイラン

漢字名:采配蘭
学名:Cremastra appendiculata
分類:ラン科

高さ30~50cmの多年草。濃い赤紫色の花はやや一方に偏って斜め下方に多数つく。葉はササの葉に似て、長さ20~30cm、幅4cmほどで、3本の縦脈が目立つ。低地~山地の林床にひっそりと生育する。江戸時代の武将が持っていた「采配」に似ることからこの名が付いた。

オクエゾサイシン

オクエゾサイシン

オクエゾサイシン

漢字名:奥蝦夷細辛
学名:Asarum heterotropoides
分類:ウマノスズクサ科

高さ10cm程の多年草。短い茎が地中にあり、先から長い柄のある2枚の葉を出す。ハート型をしており、先がやや尖る。花は葉の間から出る長い柄の先に横向きに咲く。花弁(花びら)はなく、丸く筒状の萼(がく)の中に咲く。希少種ヒメギフチョウの食草であることが有名。

特定外来種の植物

オオハンゴンソウ

綺麗に見える、その裏には・・


「特定外来生物」とは、環境省「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」において「特定外来生物」指定を受けている生物をいいます。

特定外来生物は、
 a.在来種との競争・駆逐など    「生態系への影響」
 b.人間を噛む・刺す・襲うなど    「身体生命への影響」
 c.畑を荒らす・漁業への損害など   「農林水産業への影響」
が考えられ、その拡大や分散が非常に危惧されています。
場合によっては取り返しのつかないような事態を引き起こすこともあると考えられます。

「特定外来生物」は、外来生物法により以下の規制が掛けられ禁止されています。
 ● 飼育、栽培、保管および運搬すること
 ● 輸入すること。
 ● 野外へ放つ、植える及びまくこと
 ● 譲渡し、引渡しなどをすること。販売することも含まれます。)

違反した場合、3年以下の懲役または300万円以下の罰金(個人)が科せられることがあります。
これらの駆除には、正式な許可を持つ者が適切に処理する必要があります。

現在、植物部門では12種が指定を受けており、うち2種類が西興部村内で確認されています。

オオキンケイギク

オオキンケイギク

※「国立環境研究所 侵入生物DB」より

漢字名:大金鶏菊
学名:Coreopsis lanceolata
分類:キク科

北アメリカ(ミシガン~フロリダ、ニューメキシコ)原産のキク科の植物。 強健で冬期のグラウンドカバー効果が高く、花枯姿が汚くないなどの理由で、「ワイルドフラワー緑化」で最も多く使われたものの一つである。道路の法面緑化等に近年大量に使用されるようになった。緑化用のポット苗としての生産・流通があった。河川の土手等に黄色い花を一斉に開花することから、地域の住民に親しまれている場合がある。

オオハンゴンソウ

オオハンゴンソウ

西興部の広範囲で確認されている。

漢字名:大反魂草
学名:Rudbeckia laciniata
分類:キク科

北アメリカ原産のキク科の植物。 オオキンケイギクと同じく「ワイルドフラワー緑化」の材料として使われていた。種間交配などで育成された園芸品種が多く、ルドベキアの総称で流通していたものもある。西興部村では本種の変種であるヤエザキオオハンゴンソウ(ハナガサギク)や、類似種アラゲハンゴンソウ(キヌガサギク)の野生化も確認されている。

野の花への思いやり

野草からのおねがい

鮮やかな花を楽しもうと、持ち帰って庭に移植する方がいます。

野の花は野で楽しむから綺麗に感じるもの。

野草たちのもっとも美しい姿を、そのままの自然の中で楽しんでください。

問い合せ先・担当窓口

教育委員会