本の紹介

今話題になっている本など、図書室にある本の中からおすすめの本をご紹介します。

52ヘルツのクジラたち

 52ヘルツのクジラとは 他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるのに何も届かない。何も届けられない。そのため世界で一番孤独と言われている。
 自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴湖と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独さゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会うとき、新たな魂の物語が生まれる。
2021年本屋大賞・大賞作品。

町田その子・著 中央公論新社 2020年4月出版

風よあらしよ

 明治・大正を駆け抜けた、アナキストで婦人解放運動家の伊藤野枝。生涯で三人の男と結婚、七人の子を産み、関東大震災後に甘粕正彦らに虐殺される。
 その短くも熱情にあふれた人生が、野枝自身、そして二番目の夫でダダイストの辻潤、三番目の夫でかけがえのない同士・大杉栄、野枝を「青鞜」に招き入れた平塚らいてう、四角関係の果てに大杉を刺した神近市子らの眼差しを通して、鮮やかによみがえる。
 第55回吉川英治文学賞受賞作品。

村山由佳・著 集英社 2020年9月出版



スマホ脳

 平均で1日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デスパイスを与えないという。なぜか?
 睡眠障害・うつ・記憶力や集中力、学力の低下・依存。
最新研究が明らかにするのは、スマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。
 教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラー。

アンデシュ・ハンセン・著 新潮社 2020年11月出版





            

ザリガニの鳴くところ

 ノース・カロライナの湿地で、男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。
6歳で家族に見捨てられた時から、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女のもとを去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせ静かに暮らしていた。
 しかしある時、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく・・・。
みずみずしい自然に抱かれて生きる少女の成長と不審死事件が絡み合い、思いもよらぬ結末へと物語は動き出す。
 全米500万部突破。感動と驚愕のベストセラー。2021年本屋大賞・翻訳小説部門第1位。


ディーリア・オーエンズ・著 早川書房 2020年3月出版




 

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