西興部村猟区管理協会

現在位置の階層

  1. ホーム
  2. 入猟
  3. 入猟準備編
  4. 服装・装備・ゼロイン

服装・装備・ゼロイン

西興部村猟区でのエゾシカ猟は、シカがよく出没する場所を選んで車で走行しながら捜索し、発見したら車から降りて射撃する「流し猟」が基本です。
西興部村猟区へ入猟する際に適する銃や服装などをまとめました。
その他、わからないことや不安に思うことなどございましたらお気軽にお問い合わせください。

装備について

どんな銃がいいのか…?
想定される射撃距離は50~100mが多いです。
50mくらいであれば、照星・照門の付いたオープンサイトの銃でも捕獲は可能ですが、有効射程距離が150mまであるハーフライフル銃だと、狙えるチャンスが劇的に増えます
西興部村猟区へ入猟される散弾銃ハンターのほとんどはハーフライフル銃を使用しています。
ライフル銃についても射撃距離が短いチャンスが多いので、マグナム銃ではなくとも充分に捕獲することが出来ます
使用できる装弾
北海道では、ワシ類の鉛中毒対策として大型獣類における鉛弾の使用は規制されています。
非鉛のスラッグ弾をご用意ください。
西興部村猟区では、牧草地などの開けた場所で静止しているシカを狙うため、1発1発狙いを定めて撃ちます。
本州では、大物猟にバックショット(BB)を用いる方もいるかもしれませんが、西興部村猟区でのエゾシカ猟には適しません。
ライフル銃も非鉛弾をご用意ください。
スコープは…?
ゼロイン
スコープは3~9倍程度の可変倍率のものがよいと思います。
慣れないうちは近距離のシカを高倍率に設定したスコープで捉えるのは、なかなか難しいものです。
事前に射撃場で、100m前後でゼロイン調整を行ってください。
的紙の中心を狙って数発撃ち、着弾点の中心が狙点に来るようにスコープのダイヤルを調整します。

安定した射撃姿勢を取るために必要な道具
シカとの距離が遠ければ遠いほど、きちんとした体勢でなるべく安定した状態をとらなければなりません。
西興部村猟区では開けた牧草地や飼料用トウモロコシ畑、林縁部などに出没したシカとのチャンスが多いため、周囲に依託可能な立ち木などがない場合が多いです。
案内の際にはバイポッド(二脚)を用意していますが、ご自身で使い慣れたものがあればご持参ください。
    • バイポッドを立ててシカを狙う
銃カバーやスリング
 回収時に銃も携行するため、負い革(スリング)や銃カバーがあると便利です。
布製の銃カバーは、先台まで開閉が可能なものだと素早い取り出しが可能です。銃に負い革を付ける必要があります。ソフトガンケースも先端まで開閉できるものであれば、素早い取り出しが可能です。
    • 銃カバー
      布製の銃カバー
    • 銃カバー
      ソフトガンケース
解体に必要なもの
 解体用の道具は以下のものを使用していますが、専門的な道具はガイドが持っていますので、入猟の際には普段使用しているアウトドアナイフなどを持ってきていただければ充分です。
    • 骨スキ包丁
      骨スキ包丁

      刃渡り12㎝ほどのナイフ。細かい作業から大きな作業までカバーできる優れもの。

    • 胸骨切断用のノコギリ
      胸骨切断用のノコギリ

      先端がプラスチックで覆われているため、内臓を傷つけにくい

    • 内臓摘出用のフックナイフ
      内臓摘出用のフックナイフ

      先端がプラスチックで覆われているものが、胃袋に穴をあけるリスクが少ない。

    • 内臓摘出用のフックナイフ
      内臓摘出用のフックナイフ

      ホームセンターや百円均一で売られている梱包のひもを切るフックでも代用可。

射撃場での準備

非積雪期は牧草地、積雪期には林縁を中心にシカが出没するため、開けた場所での射撃技術が必要です。
そのため、事前に射撃場で十分射撃訓練をする必要があります。
射撃訓練は実猟に近い状況で
  • 北海道では、ワシ類の鉛中毒対策として大型獣類における鉛弾の使用は規制されています。
射撃訓練も実猟で使用する装弾(非鉛弾)でサイト調整を行ってください。
  • 肩付けの違和感をなくすため、服装も実猟で着衣するもので行うのが理想的です。
  • 猟場ではその場の状況に合わせた体勢で射撃をすることになります。
銃を依託するバイポッド(二脚)を使用したり、膝射・伏射などの姿勢での射撃訓練も必要です。
スコープは100m前後でゼロイン
図
西興部村猟区での猟では、50~100mの射撃が大半を占めます。
 
「北海道でのエゾシカ猟は300m前後の遠射でなければ捕獲できない」と思っている方が多いと思いますが、西興部村猟区でのエゾシカ猟では“すれジカ”が少ないため、50~100mでのチャンスが大いにあります
(もちろん、300m越えの遠射も可能です)

 
200mライフル射撃場が西興部村に新設されました!
基本的には、こちらへ来る前に練習も兼ねてサイト合わせをしていただいたうえで、移動中に起きたスコープのズレなどを確認する場合にこの射撃場を使用する予定です。

※まだオープンはしていません(2014年8月27日現在)。



管理人は常駐していないので、ご利用したい場合は入猟予約時にご相談ください。

服装について

 西興部村猟区では流し猟を基本としているので、車の中からシカを捜索し、車外に出るのは引き金を引くときと回収の時くらいです。
積雪期も流し猟を行いますので、上着は車内に置いておき、解体などの長時間外にいるときに着用するとよいでしょう。
足元は釣り具やホームセンターに売っている防寒タイプの長靴かハンティングブーツに水や雪を防ぐためのスパッツを合わせるなどで充分です。

参考までにガイドの服装を紹介します。
9~11月
ガイドの服装
上半身
  • 発熱タイプのインナー
(化繊やウールのものだと、速乾性があるので汗をかいても安心)
  • 長袖の山シャツ
  • フリースジャケット
下半身
  • ウールのパンツ

雨が降ることもあるので、ヤッケやカッパは必携。 
12~4月
ガイドの服装
上半身
  • 発熱タイプのインナー
  • 長袖の山シャツ
  • 軽めのダウン もしくは厚手のフリース
下半身
  • 中綿の入った防寒用のオーバーオール
  • 防寒タイプの長靴 ホームセンターで購入可
その他
  • スノーシュー シカの回収時に使用します。特別な技術は必要ないので初心者でも安心。こちらで用意しています。
  • 帽子 吹雪くこともあるので、耳までかくれるものがおすすめ。
  • 手袋 シカの血や泥で汚れるので、作業用ゴム手袋がおすすめ。ホームセンターで購入可
  • ネックウォーマー 

必要経費は…?

  【2日間、お一人での入猟における経費】

入猟承認料 3万円(2日間)
ガイド料 2万円×2日=4万円
シカの捕獲頭数×解体場使用料3千円
捕獲制限(2日間で2頭まで)を超過して捕獲した頭数×1万円
捕獲したシカの梱包代(段ボール、ガムテープ、ビニール袋など)
送料は重さや箱の大きさにもよりますが、関東までで1箱1500円程度
(時期や性別・年齢によって、肉の量に変動はありますが、春先の成獣でオスジカ1頭2箱分、メスジカ1頭1.5箱分ほど)

※別途、ホテル宿泊費・交通費・食費がかかります。

西興部村までのアクセス

交通手段
最寄りの空港はオホーツク紋別空港です。
オホーツク紋別空港から村までの送迎は、入猟予約の際にご相談ください。
オホーツク紋別空港を利用すると村から2万円の補助が出ます
 羽田-紋別便を利用し、一定の条件を満たすと村から助成金が支給される「オホーツク紋別空港利用促進助成事業」が平成25年4月1日より行われています!!
村民以外の方は、「ホテル森夢特別プラン」の「1泊コース」又は「2泊コース」利用が条件となります。
(個人:原則前日まで、団体:3日前までに予約が必要。)

【助成額】 片道10,000円 往復20,000円 (小児運賃適用の場合は、半額助成)
宿泊施設
ホテル森夢
村内には立派なホテルがあります。出猟の際には、こちらのホテルに集合、解散を基本としています。
市街に位置しますが、最寄りの猟場まで車で3分もないため、非積雪期は日の出10分前、積雪期は9時ごろに集合します。
まれに予約が取れない場合がありますので、当協会で日程調整をした後にホテルへ予約状況確認を行ってください。

※ホテルへの予約は各自でお願いいたします。

入猟の様子はこちら