西興部村猟区管理協会

現在位置の階層

  1. ホーム
  2. ハンティングスクール
  3. 過去の実施例
  4. その他の実施例
  5. H20鳥獣保護管理における現場指導者研修会

H20鳥獣保護管理における現場指導者研修会

集合写真
平成21年3月16日(月)~19日(木)に環境省主催の「平成20年度 鳥獣保護管理に係る人材登録事業 鳥獣保護管理における現場指導者研修会」が行われました。参加対象は全国の地方公共団体(都道府県、市町村)の野生鳥獣捕獲事業の担当職員(特に、狩猟免許を所持して、実際の捕獲作業に関わっている方)で、静岡県・長野県・福島県・富山県・鹿児島県・北海道から10名の参加がありました。 

鳥獣保護管理に係る人材登録事業

 初日は18:00に西興部村に到着して、オリエンテーションを行いました。
 
 2日目は午前中、車田利夫氏(北海道環境科学研究センター道東地区野生生物室長)による、「北海道におけるエゾシカの保護管理」の講義が行われ、続いて松浦友紀子氏(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター研究員)による、「捕獲個体から得られる保護管理の情報」の講義が行われました。午後は伊吾田宏正氏(酪農学園大学環境システム学部助手)から「西興部村猟区の紹介」が行われました。その後、参加者からそれぞれの現場での鳥獣保護管理取り組み事例の発表を行われました。次に鈴木正嗣氏(岐阜大学応用生物科学部獣医学講座教授)による「狩猟者に求められる保護管理」の講義が行われました。夜は「エゾシカライトセンサス」が行われ、積雪期ということもあり畑に出ているシカは発見できませんでしたが、シカ牧場公園でスポットライトに照らされるシカの見え方や、生態についての説明が行われました。
 
    • 室内講義の様子

      室内講義の様子

    • 大バラシの様子

      大バラシの様子

グループディスカッションの様子

グループディスカッションの様子

 3日目はまず、エゾシカ捕獲見学実習が行われましたが、残念ながらシカを捕獲することはできませんでした。続いて事前に捕獲された1歳メスジカで捕獲個体の解体とサンプル採取実習が行われ、剥皮から大バラシ・ブロック分け・筋引き・抜骨、下顎・腎臓のサンプル採取が行われました。
 午後はまず、常田邦彦氏(財団法人自然環境研究センター研究主幹)から「個体群コントロールとは」の講義が行われました。続いて澤邦之氏(環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室狩猟係長)から「鳥獣保護制度」の講義が行われました。その後、各地の鳥獣保護管理取り組み事例をもとにグループディスカッションが行われ、それぞれの現場が抱えている問題などが議論されました。夜は懇親会が行われ、鳥獣保護管理の意見交換が夜遅くまで続きました。
 4日目は修了式が行われ、研修会は無事終了しました。