西興部村猟区管理協会

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酪農学園大学(2013年9月)

平成25年度8月31日~9月4日、9月11日~13日に酪農学園大学農食環境学群環境共生学類3年生の学生実習が西興部村で行われました。学生を3班に分け、2泊3日の日程を3回、第1グループが8月31~9月2日まで27名、第2グループが9月2日~9月4日まで25名、第3グループが9月11日~9月13日まで27名の参加がありました。また、酪農学園大学が研修の受け入れを行っているマレーシアのサバ大学の学生8名の参加がありました。当協会では現地でのサポートを行いました。

酪農学園大学野生動物保全技術実習(西興部・夏編)実施報告

 実習初日は、西興部村猟区管理協会の取り組みの講義・オリエンテーションを猟区事務所にて行った後、自動撮影装置を用いて野生動物の姿を撮影するカメラトラップ調査やカスミ網を用いたコウモリの捕獲調査、ライトセンサス調査を行いました。残念ながら、3グループともコウモリを捕獲することは出来ませんでしたが、カメラトラップ調査では、エゾシカの姿を撮影することが出来ました。
2日目には、酪農学園大学を卒業し西興部村で放牧農場を行っている萩原牧場の見学やシカ牧場の見学、ヒグマによる食害地の観察を行いました。萩原牧場では、ホルスタイン、ジャージー、ブラウンスイスの3種の牛が広大な牧草地で草を食む姿を見学し、シカによる被害などについて話を聞きました。鹿牧場では、夏毛から冬毛へ生え変わる姿や袋角が破け始めたオスジカを観察することが出来ました。ヒグマの食害地の観察では、電気柵を張ったトウモロコシ畑周辺に落ちていたコクワやスモモを食べたフン、電気柵をくぐり、畑に侵入した痕跡などを観察しました。今年度から日本大学から酪農学園大学准教授へ着任された佐藤喜和先生からヒグマの生態や電気柵の利用について詳しく話がありました。
午後は、ネズミの生息密度を調査するためにパンチュウトラップやシャーマントラップの設置と興部川での淡水魚調査を行う予定でしたが、河川の増水により前半2グループは予定を変更し、森林公園駐車場で投網を投げる練習と電気ショッカーの使い方の講義が行われました。
最終日には、仕掛けたトラッップの回収とネズミの同定作業を行い、実習を終了しました。
    • カメラの設定をする学生
    • 鹿牧場の見学
    • ネズミのトラップを設置
    • ヒグマのフンを発見
    • 投網の練習
    • 自動撮影装置の設置
    • 萩原牧場の見学
    • 水生生物調査